2部屋を1部屋にリフォームは、部屋と部屋の仕切りをなくすことで、広々とした空間にすることができます。
例えば、和室とリビングの仕切りをとって1部屋に、和室の続き間を1部屋にする、子供部屋の2部屋を1部屋にするなど、色々な形でのリフォームがあります。
2部屋を1部屋にするリフォームは、大きなリフォーム工事になりますし、簡単にやり直すことなんてできません。
だからこそ、工事の前にいろいろなポイントを押さえておきたいものです。
値段相場や施工方法、注意点など、2部屋を1部屋にリフォームする時のポイントをご紹介します。
2部屋を1部屋にするリフォームの値段相場は
2部屋を1部屋にするリフォームの値段相場は50万円くらいです。
ただし、お部屋の広さやリフォームをどのくらいまでするかによって値段は変わってきます。
例えば、洋室と洋室の2部屋から1部屋にする費用、和室と洋室の2部屋を1部屋にする費用では和室と洋室を1部屋にする方が費用は高くなります。
床材が異なる、天井や壁紙などをたくさんリフォームする必要があるなど、お部屋の状態によっても費用は大きく変わってくるでしょう。
ただ2部屋の間にある壁を取り除くだけでなく、それにともなって色々な部分でリフォームが必要になることがあるので、やり方により値段はかわってきます。
照明器具もカーテンも、コンセントやスイッチの場所などなど、空間が変わればお部屋の使い方も変わってきます。
どこまでリフォームするかは使い方次第ですし、値段も大きく変わります。
ワンルーム化することによって、どんな暮らしをしたいのかをよく考えることが大事です。
2部屋を1部屋にするリフォームの施工方法や流れは
2部屋を1部屋にするリフォームの流れは、リフォーム会社や工務店などに現状の部屋の状態を見てもらいます。
そして、現地調査をしてから見積もりを作成してもらいます。
そして、2部屋に間仕切りをしている壁を取ってしまっても大丈夫なのかどうか、ここが大切なポイントになります。
見た目は同じように見える壁でも、2階の荷重を受けている大切な壁の場合は取ってしまうことはできません。
専門家による知識や技術が必要になります。
そして、1部屋にするプラン、設計図を描いてもらいます。
見積もりと工事内容に納得すれば契約となります。
そして、契約が済めば、工事のスタートとなります。
2つの部屋を間仕切っていた壁を取ってしまって、1部屋にします。
建具がある場合は、建具を撤去します。
床を調整して、床をきれいに張替えます。
1部屋にすることによって、壁紙や天井、床などを統一感のあるものとした方がきれいにまとまります。
カーテンや照明器具なども、1部屋にすることで移動したり新しく変える方がいい場合もあるでしょう。
2部屋を1部屋にするリフォームの工事期間は
2部屋を1部屋にするリフォームの工事期間は1週間くらいからとなります。
お部屋の広さや、リフォームのやり方によって期間は変わってきます。
間仕切っている壁を取って、床や壁を補修するだけなら1週間程度ですが、床材や壁紙などを全て張り替えるとなると、お部屋の広さによって日数は変わります。
また、1部屋にすることで、コンセントの位置やスイッチの位置などを変更したい場合は、電気工事も必要となります。
照明器具の位置がずれてきたり、追加で照明器具を付けた場合も電気工事が必要となります。
そういった、間取りの変更にかかる大工工事以外のリフォームが必要な場合は、工事期間もプラスされてくるでしょう。
2部屋を1部屋にするリフォーム時の注意点
2部屋を1部屋にするリフォーム時の注意点、それは間仕切りはとっても大丈夫な壁なのかどうかをきちんとチェックしてもらうことです。
木造住宅の場合、柱や壁は上階の荷重を受けているものがあります。
そういった構造上重要な柱や壁は、取り除いてしまうことはできません。
それによって、耐震性能や建物の強度が落ちてしまうことがあります。
2部屋を1部屋にすることで、建物の強度が落ちることはないのかを必ずチェックしてもらいましょう。
信頼できる専門業者に任せることが大切です。
築年数が古い家こそ、構造体の状態をチェックしておくべきです。
耐震診断をしてもらったり、強度が足りない場合は補強してもらうなど対策をきちんとしましょう。
壁や柱を取ること、空間を広くすることはできますが、構造上、何も問題はないのかどうかチェックすることが大事です。
地震や災害によって家がダメになってしまわないように、構造体を触るリフォームをする場合は注意したいところです。
2部屋を1部屋にするリフォームを安くする方法は
2部屋を1部屋にするリフォームを安くする方法は、いくつかの業者にリフォームの提案や見積もりをしてもらうことです。
構造をさわるリフォームは、DIYですることは難しいでしょう。
そういったリフォームはプロにおまかせすることになるので、信頼できて価格も適切な会社を見つけることが大事です。
今住んでいる家を建ててくれたハウスメーカーや工務店は、当時の図面や工法などを一番わかっている会社なので、技術や知識は豊富です。
ただし、ハウスメーカーのリフォームは価格が高いといわれています。
アフターサービスなどがついていて安心できるなどのメリットもありますが、予算内でできるかどうかなど、じっくりと検討するようにしましょう。
1つだけの会社で決めてしまうのではなくて、いくつかの会社に見積もりを作成してもらって、工事内容と見積もりと信頼度などを比較してみて下さい。
いくつかの会社に見積もりを作ってもらうことで、適切な価格がわかってきて、値引き交渉もしやすくなります。
少しでも安くしてもらえるように、値引き交渉も頑張るべきです。
2部屋を1部屋にリフォームで広々した快適空間に
2部屋を1部屋にリフォームすることで、お部屋の雰囲気は大きく変わります。
間仕切る壁がなくなれば、お部屋は広々と自分の使いやすい快適空間へ。
まずは、自分がどんな生活を送りたいのか、お部屋の使い方をよく考えることで、2部屋を1部屋にするリフォームは成功するでしょう。