中古住宅はリノベーションすることによって、新しい住まいへと生まれ変わります。
中古住宅なら、新築のお家を購入するよりも価格をおさえることができます。
また、親から譲り受けた住まいをリノベーションして思い入れのある住まいを蘇らせることも可能です。ただし、どんな風にリノベーションをするかによって、建物にかかる費用は大きく変わってくるでしょう。
中古住宅のリノベーションについて、値段の相場や工事期間、気を付けておきたい注意点などをまとめました。
中古住宅のリノベーションの値段相場は
中古住宅のリノベーションの値段相場は、30坪くらいの建物で1000万円から1800万円くらいになります。
お家の大きさ、どの程度のリノベーション工事になるかによって値段は変わってきます。
築年数の古い中古住宅の場合は、耐震性や断熱性能などをよくする工事を一緒にしておけば、今後安心して住むことができます。
そういった建物の性能をよくする工事を含めると費用はどうしても高くなってしまいます。
中古住宅をリノベーションすることで利用できる補助金制度があるので、そういった制度をうまく利用できるといいですね。
中古住宅のリノベーションの施工方法や流れは
中古住宅のリノベーションの施工方法や流れは、まずは施工してもらう会社を探します。
工務店やリフォーム会社、大手ハウスメーカーなど、相談できるところはたくさんあります。
その中で自分たちの要望をきちんと聞いてくれて、予算や工事内容に納得できる会社を選びます。
そして、中古住宅の現状を確認し、リノベーションしたい部分、自分たちの思い描く理想の住まいをプロに相談します。
要望をもとにして専門業者からリノベーションの提案を聞きます。
図面の確認をして、工事内容と見積もりに納得すれば契約となります。
施工方法は、まずは不要な設備、撤去する壁などを全てなくしてしまいます。
大きなリノベーションなら、がらんどうの大空間になるでしょう。
そして、耐震工事や断熱性能を上げる工事をする場合は、施工していきます。
構造体に関わる工事が終われば、壁を作る工事や設備工事になります。
内装を仕上げて、完成です。
流れの中で大切なのは、どこの業者に依頼するかです。
大きな工事になるので、信頼できる会社を選びましょう。
アフターフォローやメンテナンスについて、きちんと対応してくれる会社がいいですね。
中古住宅のリノベーションの工事期間は
中古住宅のリノベーションの工事期間は、3か月から5か月くらいかかる場合が多いです。
お家の広さや工事内容によって、工事期間が長くなったり短くなったりします。
特に、建物の大部分をスケルトンにしてしまうようなリノベーションは工事期間がかかってきます。今ある建物が骨組みだけになってしまうので、新築工事に近い日数がかかることもあります。
打ち合わせにも時間がかかるので、いつまでに完成させたいという希望がある場合は、事前に業者へきちんと相談しておきましょう。
中古住宅のリノベーションの2つの注意点
中古住宅のリノベーションをする時の注意点、1つ目は構造体の状態をしっかりチェックすることです。リノベーションは、どんなことでも自由にできるわけではありません。
構造上問題がないかどうか、きちんと判断しないといけないのです。
専門家が構造計算をしたり、建物の強度を確認しなければなりません。
例えば、お部屋の壁を外して大空間にしたい場合、それができるかどうか、建物の強度を計算して調べなければなりません。
壁を外すことによって建物の強度が落ちてしまうようなことは、絶対にダメです。
いくら見た目が良くなっても、建物の強度が落ちてしまったら安心して住むことはできません。
中古住宅のリノベーションをする時は、建物の強度をきちんと確保できるように信頼できる業者に任せましょう。
2つ目に、リノベーションにかかる費用や期間をきちんと確認しましょう。
中古住宅を購入してリノベーションすることは、新築を建てることに比べれば安くあがると考えますよね。
でも、こだわりが多いリノベーションは新築と同じくらいの費用がかかってくるかもしれないのです。
建物にかかるトータルの金額を理解しておくことが大切。
また、リノベーションにかかる工事の計画もきちんと確認することが大事です。
新築のように新しく建てるのではないのですが、同じくらいの期間が必要になることもあります。
特に、新築か中古住宅のリノベーションかで迷っている場合は、費用や工事期間、間取りや立地条件など、色々な角度から比較して判断するようにしましょう。
中古住宅のリノベーションを安くする方法は
中古住宅のリノベーションを安くする方法、1つ目は自分たちでできる部分はDIYをすることです。
壁をなくしたり作ったり、水回り設備の入れ替えなどはプロに任せないと難しいですが、壁紙の張替えや造作家具などDIYできる部分は自分ですると安くなります。
中古住宅を自分好みにDIYすることも楽しいですよ。
住みながら少しずつDIYしていくのもいいですね。
2つ目に、リノベーションで使う素材や設備の選び方で安くすることです。キッチンやお風呂、洗面台などの水回り設備の値段はピンキリ。
メーカーやグレードによって、値段は大きく変わってくるので、安くしたい場合はグレードを落とすことですね。
中古住宅のリノベーションで快適な住まいづくりを
中古住宅はリノベーションによって、住まいは新たな空間に生まれ変わります。
ただし、なんでも自由にできるのではなくて、安心して住めるように構造体の強度の確認は大切です。
安全に安心して住むことができるリノベーションで快適な住まいづくりをしましょう。
